スイート・ペイン・イン・チェインズ
第十話 慟哭

 額に少し重力を感じてまぶたを開けると、眩しい光を背負った黒い影がこちらを覗き込んでいた。
「気がついたか、ナツ」
「……エルフマン……」
 巨体を屈めて地面に横たわるナツを介抱していたらしいその男は、安心したようにほうっと息を吐きだした。
 頭はまだ朦朧としていたが、ナツは感じる気配がエルフマンのものだけであることに気づいてはっとする。
「……!リサーナは!?」
 飛び起きようとして上半身に力を込めるが、ピクリとも動かない。
「おいおい、いくらなんでもその身体で動くのはまだ無茶だぜ。安心しろ、リサーナは無傷だ。いま水を汲みに行ってる」
「……無傷……だと……?」
 ナツは表情をこわばらせた。脳裏に焼き付いた悲鳴が瞬時に蘇り、ぞっと背筋が凍る。
(無傷なもんかよ……!)
 だが、リサーナが兄であるエルフマンに状況を説明できるはずがないことも確かだった。
「……なあ、オレはどのくらい気を失ってた?」
「そうだな……せいぜい二、三時間ってとこか」
「そうか。……どうやらおまえはあの魚の魔物を接収できたみてえだな」
 エルフマンは全身傷だらけだったが、気力に満ちて見えた。森の向こうでそれなりの激闘があったのだろう。
「おう、少々手こずったがな。漢に不可能はないぜ」
 高らかに笑うエルフマンにつられてナツも笑顔を見せようとしたが、うまく笑うことができなかった。

「あーっ、ナツ、目が覚めたのね!」
「……!」
 声のする方に顔を向けると、水を満たした瓶を両手に一本ずつ抱えて、ぱたぱたとこちらへ駆け寄って来る銀髪の少女の姿が見えた。
「リサーナ……」
「やぁね、なんて顔してるのよ」
 リサーナは少年の傍らに座ると、彼の情けない姿をまじまじと眺め、ぷっと吹き出した。
「いや、だって……」
 ナツはあまりにいつも通りの彼女の様子に拍子抜けして、ぽかんと口を開けた。
(……なんだ?あんなに酷い目に遭ったってのに……。さっきのはオレの思い違いか……?)
 エルフマンの手を借りながら、ナツはゆっくりと上体を起こした。
「よかった、ナツってば死んだように眠ってるんだもの。このまま起きなかったらどうしようかと思っちゃったわ」
 そう言いながらリサーナは木製の小さなマグに瓶の水を注ぎ、ナツに手渡した。
 実に晴ればれとしたその表情に、少年はもやもやと心を重く圧迫していた何かが少しだけ軽くなった気がした。
(もっと落ち込んでると思ったけど……よかった、元気そうじゃねえか)
 エルフマンはやれやれと地面に腰を下ろし、辺りを見回して言った。
「しかし驚いたぜ、まさか戻ってみたら化け物だけでなく、沼ごと全部消えちまってるとはな」
「え……?」
 その言葉でナツはようやく気づいた。あたりの風景がまさしく一変している。自分が落ちたはずの場所は、水たまりすらない乾いた地面だったし、黒々とねじ曲がって淵に生えていた木々も、まっすぐ伸びて青い葉を茂らせていた。葦や水草の残骸のようなものがところどころに打ち捨てられていること以外を見れば、ここは森の中にぽつんと拓けたごく普通の平地だった。
「なんだこりゃ、どういうことだ……?」
 ナツにはわけがわからなかった。
「たぶん、あの沼の水は全部グランド・イーター自身の身体の一部だったのね。水面が凪状態だったのも説明がつくわ」
「マジかよ、じゃあ、あの魚の魔物は……」
「もともとはどこかの水辺に生息していたんだろうが……まあ、どういう経緯でか、この森でグランド・イーターと共存することになったらしいな」
「共存たって……ありゃ沼じゃなかったんだろ?自分の身体ん中に、魔物を一匹飼ってたってことかよ」
「ああ、そうなるな。だが、ありゃもともとはあんな凶暴な性質じゃなかったのかもしれねえ。はじめに聞いていたより、サイズもパワーもケタ違いだったからな。グランド・イーターが何らかの影響を及ぼすことで変異していった可能性はある。人間を惑わすほどだ、それだけの力があってもおかしくねえだろ」
 エルフマンの仮説はナツも最もだと思った。
「……結果的にはとんでもねえ依頼だったわけか。S級クラスだろ、これ」
「ほーんと……まったく冗談じゃないわよ、こんな報酬額じゃ全然割に合わないわ!」
「!」
 ナツがぎょっとした顔で振り返った。
「……なんて、ルーシィなら言いそうよね」
 リサーナは思惑通りの反応を示した少年に向かってクスッと笑う。
「……」
 なぜかわからないが、ナツは一瞬ひどく複雑な気持ちになった。だが、リサーナの意図を深読みする必要があるはずもない。
「いや、ルーシィはもっとふてぶてしい言い方すんぞ。しかも実際に依頼人に迫って、増額するまで帰らねえとか言い出すおそろしいやつだ」
「お、漢だ……」
 エルフマンが心底怯えたような顔でつぶやいた。それを見てナツとリサーナが笑う。
 森を抜けてきた風が、そんな三人をふわりと心地よく撫でて通り過ぎていった。
「なんにせよ……」
 ナツはマグの中身を一気に飲み干すと、余計な思考を振り払うように、がばっと空を仰いだ。
「……終わったんだな、全部」
「ああ」
「そうね」
 朝日に輝く青が突き刺さるように目に染みた。まぶたを閉じていた数秒の間に、ナツは再び眠りについた。

 村へ戻ったのは昼過ぎだった。
 叩こうが喚こうが、何をしても目を覚ましそうにないナツを宿へ残し、エルフマンとリサーナはその足で村長の家へ報告に行った。この小さな北の村の長である老人は二人の話に驚き、イレギュラーな事態に対処してくれたことに深く感謝した上で、調査不足だったことについて謝罪した。
「話のとおりであれば、これはS級クラスの仕事だったはず。よく魔物を退治してくださいました。報酬額も内容にとても見合いませんが、見ての通り貧しい村で、今はこれしかご用意できないのです」
「いえ、こちらも魔物の接収が大きな目的だったので、それだけの見返りはいただいてますよ。お気になさらず」
 エルフマンの言葉に老人は深々と頭を下げた。
「ありがとうございます。そう言っていただけると助かります……おや?」
 村長が顔を上げた時、リサーナが羽織っているマントの袖口から覗く白い手首に、赤い紐状の痕があることに気づいた。
「お嬢さん、怪我をしておいででは?こちらで手当いたしましょう」
「!」
 リサーナは慌ててマントの中に手を隠した。
「なに?おまえ、怪我してるのか」
「だ、大丈夫です。たいしたことないわ。それよりはやく戻らないと、ナツもそろそろ起きるかもしれないし」
 兄の心配をよそに少女はさっさと手続きを済ませると、村長が用意してくれた食事を受け取ってそそくさと宿へ戻った。

 ベッドの上で仰向けに横たわり、木の梁が剥き出しの天井をじっと見つめながら、ナツは腑に落ちない気分だった。
 リサーナが赤い触手たちに弄ばれるさまを、ナツは確かにその目で見たのだ。事実、いまだにあの時の悲鳴は生々しく耳の奥に残っていたし、その表情ははっきり脳裏に焼き付いていた。ナツ自身、あの衝撃は自分の中からすぐに取り払えるようなものでは到底なかった。
(でもあいつ、全然気にしてなさそうだった……よな……)
 リサーナは兄が無事に接収を成功させて戻ってきたことを心底喜んでいたし、いつものように些細な冗談にもころころとよく笑っていた。
――ひょっとして、全てはあのスライムの魔物が自分を動揺させるために見せた幻覚だったのではないか、とナツは思った。
(なんにせよ、S級並のクエストをオレ達三人でクリアしたことは確かだ。あんな化け物を二体も相手にして、全員無事だっただけでも奇跡だよな。命を落としてたって不思議じゃねえ)
 ナツは天井を見つめながら言い聞かせるようにつぶやいた。
「……そうだよな、ルーシィ」



 リサーナは部屋に戻ると、すぐにバスルームへ向かった。エルフマンがナツの様子を見に行かなくていいのかと声をかけたが、聞こえなかったのか返事はなかった。
「……まあ、起きてるなら飛んでくるはずだしな」
 エルフマンは荷物をクローゼットに押し込みながら、村長の持たせてくれた三人分の朝食が入った袋をちらりと見やった。
 ぱたんとバスルームの扉を閉め、リサーナはひとつ息を吐きだす。ゆっくりと顔を上げると、洗面台の上に掛けられた簡素な鏡の中に、虚ろな目をしてボロ布のように疲れきった少女の姿が映っていた。
 リサーナはのろのろとマントを脱ぎ、しわくちゃになったホルターネックのカットソーを肌から引き剥がした。金具の部分がべたつくベルトを乱暴にはずしてショートパンツから足を抜き、ショーツを脱いだ。
 シャワーブースに入ると、温度を設定するレバーを最大まで上げ、水栓を一気にひねった。バタバタとタイルの床を叩く音が響く。シャワーの水圧はあまり高くなかったが、それでもリサーナには、まるで天から降ってくる千の針で全身を貫かれるように感じた。
 二人には黙っていたが、リサーナの身体はさっきまでずっと麻痺したように感覚がなかった。動かないわけではない。麻酔をかけられた時と同じで、皮膚の触覚が異様に鈍くなっていたのだ。
(きっと、長時間、血流を圧迫され続けたせいね……)
 ようやく少しだけ元に戻ったことに、ホッと胸を撫で下ろす。と、同時にぞわぞわと足元から無数の小虫が這い上がってくるような嫌な感じがして、リサーナは小さく息をのんだ。
「……っ」
 おそるおそる足元を見るが、当然何もいない。リサーナは頭をブルブルと左右に振った。
「大丈夫、疲れてるだけよ」
 そうつぶやくと、備え付けの石鹸を掴んだ。
 粘液が膜のように肌を覆っていて、シャワーを当てた程度では流れていかなかった。リサーナはまるで何かの作業のように、淡々と石鹸を泡立ててはゴシゴシとタオルで強く擦り洗い落としていく。
 ふと、手首に残された赤い拘束の痕が目に入った。
「あ……」
 逆の腕を見る。次に首をひねって二の腕から肩、両足首、膝や太腿。
――至る所に鬱血の名残があった。
「う、うぐっ」
 突如襲ってきた吐き気に対処できず、リサーナはその場で嘔吐した。胃液をみんな吐き出してもまだ、吐き気はおさまらなかった。
「……はぁっ……はぁっ……」
 リサーナはぺたんと床に座り込み、両腕で自身を抱きしめるような格好で、ガタガタと震える肩をぎゅっと掴み、必死で抑えつけた。
(な……によ、どうして……こんな……)
 少女はそこでようやく、自分が泣いていることに気づいた。
「え……」
 自覚したとたん、全身の力が抜けた。抑えることはできなかった。腹の中にどろどろした毒物のような汚泥のような何かが溜まっていて、それがみんな吐瀉物や汗や涙と一緒に吐き出されればいいと思った。
「うっ……ううっ……」
 それでもリサーナは嗚咽が外に漏れないように両手を重ねて口を覆った。宿の壁は薄い。すぐそこにいる兄に気づかれることだけは避けたかったのだ。
 静かな慟哭はさいわいシャワーの水音がかき消してくれた。

 自室にいたナツは、ぎりぎりと両手の拳を握りしめ呆然と立ち尽くしていた。
 竜の聴覚を持つ少年の耳には、戻ってくるなりバスルームに直行したリサーナが、シャワーで身体についた粘液を落としながら嘔吐し、声を殺して泣くのが鮮明に聞こえてきていた。
 隣りの部屋のバスルームに面した壁の前で、ナツは動揺のあまり肩を震わせた。
「……これのどこが、無事なんだよ……!」
――お、おで、おでの、こ、こども、う、う、うませる、この、お、おんな、に、おでの
――やめて……!お願い……ナツ、見ないで……こっちを、見ないでえぇっ!!
 怒りでどうにかなってしまいそうだった。自分への、怒りだ。それは化け物に対する憎悪すら上回るほどの憤りだった。
 あの光景が、見間違いや幻覚なはずがない。少し考えればわかることだった。リサーナを守れなかったことを差し置いて、自身の不甲斐なさや浅はかさや愚かさを見て見ぬふりしようとしたのだ。
「クソッ……!!」
 ナツは目の前の壁に拳を叩きつけそうになって踏みとどまり、代わりにそのまま手のひらをそこへ押し付けるようにして震えを抑えた。
「オレは、最低だ」
 悔しさで涙が溢れた。
――ねえ、私、大きくなったらナツのお嫁さんになってあげようか。
 幼い頃、リサーナが自分にそんなことを言ったのを、ふと思い出す。
「ホントに……どうしようもねえ最低のクズだ」
 リサーナの嗚咽はいまだ続いていて、手のひらを通して壁越しにその静かな叫びが伝わり胸を突き刺すのを、ナツは甘んじて受け入れた。



 宿は翌日まで確保してあったが、来た時と同じく夜行列車でマグノリアに帰る予定だった。
「今のうちに少し仮眠をとったほうがいい。リサーナ、おまえも疲れてるだろ」
 風呂を出たエルフマンはそう言ってさっさとベッドへ入ると、あっという間にいびきをかきはじめた。リサーナも隣りのベッドに横になり、そんな兄の寝顔をじっと見つめた。
(……ごめんね、エルフ兄ちゃん)
 なんだか酷くいたたまれない気持ちになって、心のなかでつぶやいた。何が"ごめんね"なのかは自分でもよくわからなかった。
 隣室が静かになると、ナツは少しだけホッとした。ごろんとベッドに仰向けになり目を閉じる。
 あのあと、結局ふたりの部屋を訪ねることができなかった。エルフマンに対し、いつも通りの元気で明るい妹を演じるリサーナに合わせて平気な顔で彼らに接する自信がなかったからだ。
(オレの責任だ……オレが、受け入れねえと……あいつはきっと、ずっと……ああやって……)
 ナツはぐるぐると考えながら、いつのまにかうとうとと眠りに落ちていた。身体の疲れは抜けきっていなかったのだろう。
「ナツ、起きてる?」
 部屋の外から聞こえた声に、ナツはハッと目を開いた。
「……リサーナ?」
「うん、ごめん、その……ちょっと、いいかな」
 ナツは慌てて飛び起きると、ドアまで歩き鍵をはずした。扉を開くと、銀髪の少女がすこし怯えたように立っている。長袖のカットソーに長ズボンという格好だった。
「よかった、動けるようになったのね」
 やはり明るく振る舞うリサーナから、ナツはつい視線を逸らした。
「……ああ、だいぶ寝たからな」
「ほんと、大変だったんだから。ナツってば、あのあとどうやっても起きないんだもん、私とエルフ兄ちゃんで……」
「リサーナ」
「!」
 いつもよりワントーン低い静かな声でナツに言葉を遮られてリサーナは黙った。
 ナツは一瞬、しまった、と思ったが、この調子で会話を続けるなんてとても耐えられない。
「いや……だって、おまえさ」
 固まる少女をとりあえずベッドの縁に座らせ、自分もそのすぐ隣りに腰掛けた。
「そんな話、しに来たんじゃねえだろ?」
「あ……」
 リサーナは驚いたように目を見開いて横の少年を見上げた。ナツは視線を前の壁に向けたまま次の言葉を待った。

 私ね、と、少女は小さな声で話し始めた。
「私、エドラスからこっちの世界に戻ってから、もう二度とエルフ兄ちゃんやミラ姉を心配させないって誓ったの。私がいない間、ふたりがどれほど悲しんで、苦しんでたか、みんなから聞かされたわ。今ようやく、ふたりがやっと自分のために、ギルドのために、全力で戦うことができるようになって、私すごく嬉しいのよ」
「うん」
「だから、私なんかのためにあのふたりが傷つくのを見るのはもう、絶対に嫌なの」
「……」
「ナツ」
 リサーナは身体をナツの方へ向け、真剣な顔で言った。
「……今日のことは、誰にも言わないで。お願い」
 言えるはずがない、とナツは思った。だが同時にそれは、自分が犯した罪を隠蔽するような感覚でもあった。
「……ああ、わかってる。誰にも話したりしねえよ」
「よかった……ありがとう」
 心底ホッとした顔を見せたリサーナだったが、次の瞬間、その表情がふにゃりと歪んだ。
 ごまかすようにさっと顔を逸らしたものの、その肩は小刻みに震えている。
「ねえ、ナツ」
「ん」
「……ちょっとだけ、泣いてもいいかな」
 ナツは内心、少し驚いていた。この勝気な幼馴染みの少女が、自分に対してここまで弱みを見せたのは初めてのことだった。
「もう、泣いてるじゃねえか」
「……っ」
 ナツの身体ごとベッドに押し倒すほどの勢いで、その胸に文字通り飛び込んできた少女は、それでもなお声を上げずに泣きじゃくった。ナツはやるせない気持ちでリサーナの小さな身体を用心深く抱きしめた。
 お互い言葉を交わすでもなく、少年は泣き続ける少女をただただ受け入れ、少女は少年に衝動の全てをぶつけた。
 リサーナが泣き疲れて眠るまで、ナツは彼女を腕に抱いたままその背中を撫で続けた。


いちご
複雑…。
すごく、複雑な心境ですわ。コレ。

リサーナ…かわいそう…(´;ω;`)

エルフマンに心配かけたくないからって、普通にしてられるって。
どんだけの精神力なんでしょう(。-_-。)
強い子だぁ。

でも、そこはやはり女の子。
ナツの前では弱いとこも見せてしまいますよねぇ。

って。これは、リサーナ的には、
その場面を見ていたのがたまたまナツだったから、
「泣いてもいいかな。」って
弱みをみせる事ができたんですかね?

もしこれが、グレイだったらどうだったんですかね?

無理して、笑顔のままだったのかなぁ…。

やっぱり、相手がナツだからなんだろうな。

同じ幼馴染でも、リサーナの気持ち的にナツとグレイは違うだろうからな。

てか。
エルフ兄ちゃん。接収できてすごく喜んでらっしゃるけど…。
この事実を知ったら、このモンスター使う事できるんだろうか?
できないだろうなぁ…。

はわわぁ…。
本当にハッピーエンドになるのだろうか…。

ビクビク:(;゙゚;ω゚;):

ギルドに戻ったら…
ナツは心配でリサーナにべったり…
なんて事に…ならない…ですよね?

あわわわわぁ…。

では、続き待っておりまするよ。(o・・o)/
2013-05-06 14:51:30
木綿
いちごさん、一番乗りのコメントありがとうございます。

リサーナつらいですね。かわいそうですね。
自分でもひどいことをしているなあと自覚していますが、どうしてもリアルに考えると
こうなるんじゃないかなあと思うのです。ナツはもっと苦しんでもいいはずなんですがね。

>もしこれが、グレイだったらどうだったんですかね?

この発想はなかったです。確かに興味深いですね。
個人的には、リサーナの苦しみにグレイが気づいているという前提ならば、ひょっとしたら
目の前で泣くくらいはするかもしれませんね。グレイ優しいし。
でもグレイ相手なら、相談をしたり弱みを見せたりすることはあっても、きっと、自分から
抱きついたりはしないでしょうね。
そういう意味ではリサーナがナツを、家族のように思っているから抱きついたのではなく
ナツを男性として見ている前提での行動ということに他なりません。
えーと、いいや。もうぶっちゃけてしまいますが、このときのリサーナは頭のどこかで
大好きなナツにどうかされてしまいたいと思っていると私は考えています。
別にあざといわけではなくて、自己防衛本能みたいなもんです。ただ、ナツがここでそれを
拒んだりした日にゃ(というか絶対に拒むし)話が続かなくなるためやめました。

>この事実を知ったら、このモンスター使う事できるんだろうか?

エルフマンは本当にひとりだけ蚊帳の外、シガラミなしってのが、見てる側からするとなんか
逆に辛いですよね。切なかわいちょうです。
接収したのが触手のほうだったら、事実を知った時点で完全封印でしょうけど、魚の魔物の方なら
直接リサーナが何かされたわけじゃないし、トラウマ発動の引き金にはならない気もします。
エルフマンが「もしも自分があの時吹っ飛ばされていなければ……」とか「こんな依頼なんて
受けなければ……」とかウジウジ考えちゃう図も想像できなくもないですけどね。

>ギルドに戻ったら…
>ナツは心配でリサーナにべったり…
>なんて事に…ならない…ですよね?

うふふ。
そんなことになったら、嫌ですねえ。
うふふふ。うふふふふふふふふふふふふふ。

ふぅ。
感想ありがとうございました。

次回は、ルーシィ出てくるはず!お楽しみに!


2013-05-07 10:02:54
しぇいく
ふぉぉぁああ!!!!

なんですかこのリサーナ!かわいそうだけど、可愛くて私がもらいたいです。

モンスターめ私が八つ裂きにしてくれるわ!

なんていうか、あまり深いとこまで考えて読むことができない私なのでなんかあれですね。
ナツリサですね。

いやいや、ルーシィの名前出てきましたし。

というかリサーナほんとに姉兄思いですねかわいいのなんの。
ストラウスきょうだい大好きです


次回はルーシィ出てくるとのことで楽しみにしてます!


そしてこんなとこで全く関係ないこというのもどうなの勝手話なんですが一応。

私、Twitterで名前をしぇいくからチサに変えました。
今までしぇいくでやってきたんで、これからもここに来る時はしぇいくでやっていこうと思います。
呼び方とか木綿さんの好きな方でどうぞ!

あとこの前のござるんるん、木綿さんに移ったのでござるんるん症候群と名付けました!
木綿さんにしか移ってないですが。


最後の二つとかもう読み流しといてくださいまし。

ではでは!次回も楽しみにしてまーす!!
2013-05-07 16:55:31
みぃ
初めまして、みぃと申します。
木綿さんの作品ほとんど読ませて頂きました
・・・すごいですね。感動しました。
文章力がハンパない。。。

ではでは、続き楽しみにしております(*´`)
2013-05-08 21:02:15
木綿
しぇいくさん

コメントありがとございます。
思った以上にリサーナに感情移入してくださったようでホッとしています。

>なんていうか、あまり深いとこまで考えて読むことができない私なのでなんかあれですね。
ナツリサですね。

おっしゃるように一見ナツリサ風要素ではありますが、断じて違います。違うんですってば。
でもやっぱりここまで書いてしまうと、ナツルーのための立役者だからだといってリサーナの
人格をないがしろにはできないなと思うくらいには愛着を感じているのは確かです。
ここまで酷い目にあわせておいてなんですが。

>次回はルーシィ出てくるとのことで楽しみにしてます!

あまり幸せな展開ではない予感がしますが、ルーシィ出てくるのは確か……なはずです。
ようやく冒険ファンタジーぽい内容を抜けたので、ちょっとモチベーション上がってます。

お名前の件、了解です。
せっかくなのでこちらでも新しいお名前を名乗っていただいても構いませんよ。

感想ありがとうございました。次回お楽しみに!

2013-05-09 15:57:54
木綿
みぃさん

いらっしゃいませ。
私の作品をほとんど読んでくださってありがとうございます。

>・・・すごいですね。感動しました。
>文章力がハンパない。。。

みなさん、ご覧になりましたか。これが『手放しで人を褒める』ということです。
こんなたった二行の短い文章で、私はしばらく真面目な顔ができなくなる症状に
悩まされるほどの衝撃を受けました。いまでも読み返すとそうなります。

いやあ、ほんといい気分にさせてくださってありがとうございます。
お陰様で、しばらくはモチベーションが保てそうです。

是非とも未読の作品もお読みいただき、コメントで私をニヤニヤさせるといいと思います。
あっ、あっ、別にそんな、無理に褒めろとかいってないですいってないです。

感想ありがとうざいました。
また遊びに来てくださいね。

2013-05-09 16:09:00
水鏡ゆき
いやはや・・・皆さんがいうように!・・・リサーナカワイソウだが・・・いい子すぎるぜ!兄思いだし、そして、ナツのことを大切に想ってるのも・・・わかるじぇ。

だが、木綿お姐さま!ナツルーバカの私をどうか許してください!一人の女として リサーナの気持ちわかる分、ナツと一緒にいる表現があると・・・少しズキズキとくるのも事実。。むむむ〜。次回作も楽しみにしております!
2013-05-17 10:24:14
木綿
水鏡ゆきさん

こちらではお久しぶりですね。
コメントありがとうございます。

リサーナいい子ですよね。例えばもし公式でここまで彼女が食い込んでくるような話があったら
きっとこんな感じになるだろうな、という流れで自然にこうなりました。

当然私もナツルー厨ですので、忘れた頃に読み返したらうおおおおおとなるかもしれないななんて
思いつつ書かせていただいております。なので、ナツルー脳な方が今回のお話をあまり地雷扱い
していない点、ちょっと気になってました。あまりにもルーシィ放置しすぎたせいだろうか……。
実際、ルーシィが出てきた時点で読み手の目線はそっちに移るだろうことを考えると、この先
どうあってもリサーナが邪魔者扱いされる立場になるのは必至……な気がします。ごめんリサーナ。

これからもナツルーバカを大いに発揮してくださいね。
感想ありがとうございました。
2013-05-22 11:44:49
ユリ
はやく続きを書いてぇ〜。

ほんと、超うまいですね、文章…!
あたしも照れないナツがすきですよっ。

あと…最中…に視線を合わせるのとか…!やばいです。わかってますね〜。大人のエロが…なんつって。

いい歳して身悶えておりますよ!

リサーナも普通に可愛いし、ルーシィも健気で好きだけど、まあ二人の女の子なんかはナツの引き立て役くらいな気分です…ごめんなさいぃ。

とりあえず、木綿さん、あなたの文章超好きです!
毎日チェックしちゃうでしょうが!早く続きを書いてくださいね?むしろ原作よりアナタの世界観に飲まれ気味なあたしです。

普段は見てるだけでホント書き込まないんですがねぇ…。ついつい出てきてしまいました…!すみません、ただはやく続きを読みたいだけなんです。

お絵かきも見たいな!!

お忙しいとは思いますが…はやく、はやく続きを書いて下さいませ。仕事か手につかないよ!!

お願いしまぁ〜す!
2013-05-31 23:28:10
木綿
ユリさん

いらっしゃいませ。コメントをありがとうございます。

続きが気になってくださって嬉しいです。私も気になってたまりません。
じゃなくて、少しずつ書いておりますのでもうしばらくお待ち下さいませ。

>あたしも照れないナツがすきですよっ。

おっとこれは照れないナツ普及委員会のメンバーの方でしたか。
どうも初めまして、会長の木綿です。

>わかってますね〜。大人のエロが…なんつって。

わ、わかってるんですかね、そうなんですかね。あまり自信ないですが、そう言って
いただけると書いた甲斐があるというものです。ありがとうございます。
エロに関してはアンダー・ザ・テーブルの方で全力を出しきったため、他の話で
じっくり書くようなことはしばらくない気もしますが、こちらの長編くらいのエロは
愛情表現の行き先としては、個人的にどうしても外せないためちょこちょこあるかもです。

>とりあえず、木綿さん、あなたの文章超好きです!
>毎日チェックしちゃうでしょうが!早く続きを書いてくださいね?むしろ原作よりアナタの世界観に飲まれ気味なあたしです。

ところで、↑の二行をプリントアウトして懐に入れて持ち歩いてもよろしいでしょうか。
なにこのホメ殺し。
ってアレですかね、私があまりに褒めろ褒めろというもんだから、皆さんこんなことを
おっしゃっているのではないだろうか、と勘ぐっています。
というか、まさか『どういう切り口でホメて木綿を動揺させるか』的な勝負がどこか
私の知らないところでひっそり行われているとかそういうんじゃないだろうな。
なんてことは少しも思っておりませんが、ニヤニヤしていることは本当です。
あとプリントアウトは、します。

こちらに感想をいただけるのは本当に嬉しいことです。
続きを催促されるなんて本当に幸せなことですよね。がんばって書きますので
うpしたらまた褒めに来てください。それと、仕事はしてください。

コメントありがとうございました。
2013-06-02 14:20:31
FTおたっく
ま…まさか、ナツリサにするんですか…!?
でもリサーナかわいそう…ああぁあ!!複雑ぅぅうぅぅう…(;ω;)
2013-07-14 12:23:08
木綿
FTおたっくさん

いらっしゃいませ。
ここでまさかのナツリサに方向転換なんてしようものなら、私はまちがいなく
多方面から命を狙われる生活を余儀なくされるでしょう。

続きを読んでいただけたのなら、少しご安心くださったかもしれませんね。
大丈夫、私はナツルー厨です。
出来る限り公式に準ずるように創作はしておりますが、おそらくご存知でしょうが
私の頭のなかではナツルーがすごいことになっています。
リサーナを陥れるようなことになってしまいましたが、ナツリサアンチという
わけではないのですよ。ないのですよ。

コメントありがとうございました。
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